メリットもデメリットもあり、いろいろ大変だけど日々頑張る。

救急ナースは、突発的な病気や事故などによって、命の危機に瀕している人の救命を第一目的として働いています。高いスキルが身につき、やりがいのある仕事のためキャリアアップを目指す看護師に人気です。実力や経験が必要になるため、希望を出しても救急ナースになれないこともあります。
しかし、救急外来や救急病棟で役に立つ資格を持っていれば、有利になることは多いです。救急ナースが取得しておくと便利な資格として、呼吸療法認定士や医療環境管理士が挙げられます。この2つの資格は、一般病棟で勤務する場合でも役に立つ資格です。
救急外来に運び込まれる患者の中には、呼吸が不規則になっていたり、浅かったりしている人も少なくありません。救急ナースは、治療する医師のサポートの1つとして、患者の呼吸状態を把握し安定させるケアをします。その際に役に立つのが、呼吸療法認定士の資格です。
資格取得時には、人工呼吸器装着患者への対応や排痰、吸引などの処置を学びます。呼吸リハビリテーションの知識を得ることもできるため、救急病棟から一般病棟への引継ぎもスムーズに行えるでしょう。
医療環境管理士は、医療現場で起こり得る感染症対策に重きを置いた資格です。通常の飛沫感染や空気感染の他に、血液や体液を介する感染症の感染リスクが高い救急現場では、感染症対策の知識がある救急ナースの存在は非常に心強いものとなります。患者だけでなく医療従事者の命を守るためにも、感染症予防のスキルは重要です。
なお、救急ナースとして働いている年数が3年以上であれば、認定看護師資格の救急看護認定看護師に挑戦してみるのもいいでしょう。救急ナースのスペシャリストとして活躍できるため、転職を考えた際にも有利に動きます。役に立つ資格は、こちらのサイトによるとこの他にも助産師がその1つとなり得るようです。