メリットもデメリットもあり、いろいろ大変だけど日々頑張る。

仕事内容とその将来性について

救急ナースは、救急外来や救急病棟で活動しています。患者は突発的なケガや病気で搬送されてくるため、高度な医療技術が求められるのが特徴です。
事故や災害が起きて負傷者が出た場合にも、救急ナースが対応するケースは少なくありません。大規模な事故や災害があると負傷者も多くなるため、医師や救急ナースにかかる負担は大きくなるでしょう。
負傷者が多い場合は、トリアージという手法で患者の重症度を見極めて優先度を判断することになりますが、このトリアージも救急ナースの役割に含まれています。しかし、全ての救急ナースが同じ仕事を行えるわけではありません。配属年数によって、救急ナースの行える範囲が決められています。
例えば、1年未満は止血や包帯といった初期対応がメインです。配属が2年になると、気道の確保や呼吸の管理といった役割も任されるようになり、配属が3年を超えるとトリアージを任されるようになります。このような配属年数での制限があるのは、救急外来や救急病棟ではミスが許されない重責があるからです。失敗しないためにも、簡単なものから経験を積ませる仕組みが作られています。
高齢者が増加していることで、突発的なケガや病気で救急搬送されるケースが増えているのが現状です。今後も高齢者は増加の一途であり、救急搬送される患者の数は増加する可能性が高いでしょう。
その点を考えれば、今後も救急ナースへの需要は高まっていき、将来性も高いといっても過言ではありません。