メリットもデメリットもあり、いろいろ大変だけど日々頑張る。

救急ナースが働くうえで苦労する点

看護師の中でも憧れの存在といえる救急ナースですが、活躍の影には苦労もあります。救急ナースならではの苦労とは、どのようなものでしょうか。
まず、一刻を争うような重篤な症状の患者を相手にするプレッシャーです。判断の遅れが死につながるような現場で仕事をすることは、仕事に慣れていても大変であり、時には患者の死に立ち合うこともあります。精神的に弱いタイプの人は、心が折れてしまうかもしれません。
また、判断スピードを求められるため、常に先回りして頭を働かせる必要があります。治療や手術を行う医師をサポートすることになりますが、医師から指示を受けてから医療機器の準備などをしていたら、治療が間に合わないかもしれません。状況を見て自分の頭で考え、先回りしながら準備をする必要があるため、とても頭が疲れる仕事です。
そして、救急ナースは体力的にも厳しいといえます。救急外来や救急病棟を駆け回り、長時間にわたるサポートをするからです。体力に自信がない人は、続けることが難しい仕事かもしれません。
このように、救急ナースには一般の看護師よりも精神的、肉体的に過酷な環境で働くため、苦労が多いです。そこで、仕事が終えたら気持ちを切り替えてストレスを発散し、心を休ませるといった準備が大切になります。
適度な運動と休息を心がけて、十分な睡眠をとり、心と身体をリフレッシュした状態で次の勤務を迎えることが大切です。さらに、休日に心と身体を休ませることも救急ナースの仕事の1つといえるでしょう。